ランナーコーチの基本と役割!さらに信頼されるコーチャーになろう
ランナーの走塁をサポートするのがランナーコーチ(ランナーコーチャー・ランコー)の役割になります。
常に状況を分析し把握してランナーのサポートに努めます。
☑ 一塁コーチャーの役割は「一塁を回って次の二塁を狙うのか?」の判断
☑ 三塁コーチャーの役割は「二塁~三塁・二塁~ホームを狙うのか?」の判断
を行います。
- 次の塁を狙う時には「ゴー!(GO / 行け)」
- 止まってもらう時には「ストップ!(STOP / 止まれ)」
などと的確に短い言葉とジェスチャーでランナーに伝える様にします。
ランナーコーチの基本
実際にランナーコーチはどの様にして走者をサポートするのでしょうか?
まずは、ランナーが一塁や三塁にいるケースでの声掛けをご紹介します。
声掛けというのは「ランナーへの確認事項」になります。
- アウトカウント・点差・イニング数の確認
- 次の場面への対応と走者の数
- 相手野手の守備の特徴や肩の強さ
- 相手投手の牽制やクセの特徴
などになります。
プレーして塁に出ている選手は興奮したり気分が高まっています。
そんなランナーへ、冷静で広い視野を持ち情報を確認したり知らせたりします。
情報はしっかりと整理して的確で簡潔に伝えます。
ランナーコーチの進塁の判断
ランナーコーチの最も重要な役割が「進塁の判断」ですね。
進塁か?ストップか?その判断材料は ・・・
☑ 点差・アウトカウント・イニング数
試合内容の状況に応じて判断をします。
リードしていれたりノーアウトならば無理をして進塁指示を行う必要ありません。
逆に終盤で均衡して1点が欲しい場合には少し無理をしてでもホームを狙います。
☑ 相手の守備力
捕球した相手の外野手の肩の強さや、連携のうまさも頭の中へ入れておきます。
☑ ランナー自身の足の速さ
ランナーの足の速さは当然なのですが、スライディングのうまさも考慮します。
ちなみにランナーがホームを狙い際どい場合には、次のバッターが走っているランナーに右側へ滑り込め!などとジェスチャーをします。
このネクストバッターの役割を「ホームコーチャー」と言います。
ランナーが進塁に迷ったら?
進塁するか止まるのかの判断は、最終的にはプレーをしている選手の自身の判断になります。
ですが、もしランナーコーチが「ストップ」と判断して指示を出しているならば、コーチャーの判断を優先させます。
その理由は、一方向に走っているランナーよりも「コーチャーの方が状況がよく見えている」からです。
また、ランナーはコーチャーの指示がある事により中途半端で迷わずにプレーが出来ます。
ですので、ランナーコーチとして信頼される様になりたいですね。
ランナーコーチの役割
ランナーコーチは、監督(指導者)の意図や意思をランナーに伝える重要な役割になります。
常に監督からの指示が出る訳ではありませんので、ランナーコーチは瞬時の判断ができる様に、チームとしての野球を共有しておきたいです。
ランナーからの監督からも信頼が必要になるのがランナーコーチになります。
目立つバッターやランナーと違い、縁の下の力持ちのサポートですが、ランナーコーチの判断でチームの勝敗が左右される事もあります。
その様な状況でのチームの勝利はコーチャー冥利に尽きるでしょう。