ワンアウト一塁三塁の難しい守備の局面は勝敗を左右するケース
野球の守備での難しい局面
ランナーなしの守備・ゲッツー守備と違い、選択肢が色々とある難しい場面が「ワンアウトランナー1塁3塁」という局面になります。
- 内野ゲッツーでチェンジを狙うケース
- ホームでアウトを狙って得点を許さないケース(もしくはホームゲッツー)
- 1点はしょうがないと諦めて確実に2アウト目をファーストで取るケース
があります。
このケースでは「点差・イニング・チーム状況」で選択肢が分かれてきます。
- 1点を失っても良い状況で、守備に自信があるチームはセカンドゲッツーの1
- 1点でも相手にやりたくない場合には2のホーム
- 点差があって確実性を求めて2アウトにしたい場合には3
という選択肢になるでしょう。
どの選択肢を選ぶかはチーム方針や、状況での監督・コーチからの支持が出るでしょう。
野手として守る時には、このワンアウト(ワンナウト)1・3塁というケースは「攻撃側も色々と仕掛けられるケース」という事も頭に入れておきましょう。
ヒットエンドランを警戒!
この状況で相手チームがヒットエンドランを仕掛けてきたら、ゲッツーは狙えないので、セカンドとショートは前進してホームでのアウトを狙いたいケースです。
また、機動力を得意としているチームでは、一塁ランナーが飛び出してランダウンプレーに持ち込んで、三塁ランナーがホームを狙いに来るケースもあり得ます。
この時には、ファーストランナーをアウトにする様に動きつつも、サードランナーをケアしないといけません。
このランダウンプレーで優先するのは「サードランナーをホームへ返さない」という点になります。
セーフティスクイズを警戒!
ファーストが一塁ランナーの牽制でベース付近にいる場合には、ファーストへ転がすセーフティスクイズもあり得ます。
ファーストへ取らせる強めのバントをされた時に、ファーストは前方へ全力で捕球に走ります。
前方への全力ダッシュ直後のホーム送球は、コントロールが難しいのでこういったプレーも普段の練習で取り入れたいですね。
☑ 近江高校vs聖光学院「サヨナラセーフティースクイズ」の動画